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AT-1新富士駅店の社長ブログ

三井ハイテック・黒田精工 「HV心臓部」急拡大追う増産 [ハイブリッド車(HV)]

投稿日時:2009/06/09(火) 08:17

三井ハイテック・黒田精工 「HV心臓部」急拡大追う増産
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090608-00000007-fsi-bus_all
6月9日8時17分配信 フジサンケイ ビジネスアイ


ホンダのハイブリット車「インサイト」の断面。前部の円形の部品がモーターコア=5月20日、横浜市のパシフィコ横浜で開かれた「人とくるまのテクノロジー展」(写真:フジサンケイビジネスアイ)
 自動車メーカーによるハイブリッド車(HV)の投入が相次ぐ中で、HV用電動モーターの回転部である「モーターコア」と呼ばれる部品を製造する三井ハイテックと黒田精工の2社が相次ぎ増産体制に入った。モーターコアを製造するのは現在のところ、国内ではこの2社だけで、HVに続いて電気自動車(EV)向け需要の拡大も見込んでいる。HVの世界市場規模は、2020年に08年比で約23倍の1128万台に拡大するとの予想もあり、今後は新規参入も予想され、部品メーカーの競争が激化しそうだ。

 ≪2強支える2強≫

 モーターコアは、電磁誘導によって回転動力を生むモーターの鉄心部分で、電流を通りやすくし、モーターの特性を上げるため0.15~0.5ミリの極薄の電磁鋼鈑を数十枚から数百枚積み重ねて作られる。トヨタ自動車の「プリウス」向けには三井ハイテックが、ホンダの「インサイト」には黒田精工がそれぞれ100%納入している。

 国内シェアトップの三井ハイテックは、トヨタが今年度に国内でHVを4車種投入するのに合わせ、08年度には月産約2万5000個だったモーターコアの生産能力を、今年度は2~3割引き上げる計画だ。同社は、1997年からトヨタ向けにモーターコアを供給しており、03年から本社工場(北九州市八幡西区)で製造。08年には約5億円を投じて生産能力を7倍に引き上げたばかり。08年度のモーターコア事業の売上高は、電動工具や家電向けを含めて約100億円だが、HV向けは約50億円と半分を占めるようになり、この5年間で10倍以上に拡大したという。

 一方、インサイト向けに供給する黒田精工も増産に乗り出す。ホンダの生産拠点がある三重県鈴鹿市近辺の協力会社の工場の製造ラインを増設。また、開発拠点の長野工場(長野県池田町)には数億円を投資して高速自動プレス設備を導入。開発体制を強化し、HVに加え、EV向け商品開発の強化も図る考えだ。黒田浩史専務は「ホンダ以外にも、他の国内メーカーや海外からのHV向け受注が増加傾向にある」としており、モーターコアを含めた自動車用モーター事業の売上高を08年度の8億円から、11年度には15億円にほぼ倍増させる計画だ。

 ≪世界でも5社≫

 モーターコアを製造するメーカーは、「世界で5社に限られる」(黒田精工の黒田専務)という。HVに関してはトヨタやホンダのほか、日産自動車、富士重工業、さらに独メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲンなども投入に名乗りを上げている。自動車メーカーはリスク管理の観点から、複数の企業から部品供給を受けるのが通常で、今後は参入企業が出ることが予想され、「優れた技術を持った部品メーカーを奪い合うことになる」(証券アナリスト)とみられる。

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