ロータリーエンジン(ろーたりーえんじん)
ロータリーエンジンは、ピストンの代わりにローター(回転子)を用いたオットーサイクルエンジンです。ドイツの技術者フェリクス・ヴァンケルが発明。日本国内では度々REと略記されます。
熱機関としての動作は、ピストンがローターに置き換わった事を除けば、通常のピストンエンジン(レシプロエンジン)と同等です。
なお、日本での「ヴェンケルエンジン」の呼称は、東洋工業(現・マツダ)が命名した「ロータリーエンジン」が一般的となっているが、英語でrotary engineというときは、エンジン本体がプロペラとともに回転する構造の航空機用レシプロエンジン(回転式エンジン)を指すことがほとんどであり、日本語でも航空用語としても用いる場合はそちらを意味することが多いです。
しかしヴェンケルエンジン(本項のロータリーエンジン)が航空機に用いられている例もあり、文章や論文で用いたり、また表記されていたときには、混同しないよう注意が必要です。