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ブログ 2009/6/25
トヨタ 14年ぶり創業家 53歳・豊田章男新社長始動[AT-1新富士駅店の社長ブログ]
投稿日時:2009/06/25(木) 22:26
トヨタ 14年ぶり創業家 53歳・豊田章男新社長始動
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090625-00000026-maip-bus_all
6月25日22時26分配信 毎日新聞
会見する豊田章男トヨタ自動車社長=東京都江東区で2009年6月25日午後3時17分、小出洋平撮影
23日の株主総会後の取締役会で創業家から14年ぶりにトップに就いたトヨタ自動車の豊田章男新社長(53)は25日、東京都内で就任後初の記者会見を開いた。10年3月期も2期連続の巨額赤字を見込む「どん底からの船出」(豊田社長)に、7月から1年間、自身の役員報酬を3割自主返上するなど、再生への意気込みを示した。「原点回帰」を掲げ、エコカー(環境対応車)強化や新興国での販売拡大、コスト削減で11年3月期の黒字転換を目指すが、急成長で大きなひずみを抱えた巨艦・トヨタの構造改革は難作業。創業家の求心力が試される。【米川直己、宮島寛、大久保渉】
◇「プリウス頼み」脱却急務
「いくら利益を出すかではなく、どんな車をいくらの価格で出せば、顧客に喜んでもらえるかが重要だ」。25日の会見で豊田章男社長は、収益優先の経営から、顧客目線を重視した経営にかじを切る方針を強調した。
トヨタは米国など先進国での販売増加で03年以降、業績を急拡大。06、07年度には営業利益が2兆円を超え、08年には米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて世界販売首位になった。しかし、利幅が大きい大型車・高級車に偏るひずみも生じ、世界不況での傷口を深くした。
豊田社長はこの経緯を「大変な勢いで成長したが、身の丈を超えた仕事となり、トヨタの強みが発揮できなかった」と指摘。原価低減による「良品廉価」という原点に戻ることで経営を立て直す考えだ。
自らの決断で最廉価モデルの価格を旧型より約30万円も下げた3代目プリウスはその実例。発売1カ月で18万台超の受注を集め、5月の国内新車販売(軽を除く)トップとなった。しかし、プリウスがカローラなど主力車の需要を食いつぶしているのも事実で、5月のトヨタ車全体の販売は前年比2割超も減っている。「良品廉価」をプリウス以外の車種に広げることが課題だ。
また、再生のカギとなる中国など新興国戦略で、豊田社長は「総花的な商品構成を改め、地域ニーズに合った商品を開発・提供する」と説明。中間層向けファミリーカーの投入などで巻き返す戦略を描く。しかし、中国ではトヨタの販売シェアはGMの約半分の6%(08年)。インド、ブラジルでは3%しかなく、新興国シフトが収益に貢献するには時間がかかりそうだ。
さらに、国内外での過剰設備・人員体制も問題だ。トヨタの年間生産能力1000万台に対し、09年度の世界販売計画は650万台。豊田社長は雇用重視のトヨタウェイを意識し「需要回復時に備え、工場は閉鎖しない」とするが、景気動向次第では収益回復どころか赤字膨張の要因になりかねない。
◇構造改革へ「大政奉還」
「『産業報国の実を挙ぐべし(良いものを作り、社会に貢献する)』との(トヨタグループ創始者)豊田佐吉の遺訓に立ち返る」。豊田章男社長は25日の会見でアピールした。
トヨタ自動車の事実上の創業者、喜一郎氏を祖父に、82~92年に社長を務めた章一郎氏(現名誉会長)を父に持つ章男氏は84年の入社以来、「将来の社長候補」と言われてきた。しかし、53歳でのトップ就任には、10年3月期に8500億円の営業赤字を見込まざるを得ない歴史的な経営悪化が影響している。
95年以降の奥田碩氏(現相談役)ら非豊田家トップによる拡大路線が世界不況で挫折。業績回復にはグループ一体の大胆な構造改革を進める求心力が必要だ。そこで「トヨタグループの旗」(奥田相談役)である豊田家の章男氏に社長を頼む“大政奉還”に動いたと見られている。
1月の社長内定時には「豊田の姓に生まれたのは自分の選択ではない」とはにかんでみせた章男氏も、今では求心力の必要性を痛感している様子。25日の会見では「豊田の姓のお陰で多くの人に会い、指導を受けた。社業を通じて恩返ししたい」とトヨタ再生に「豊田家の威光」の活用を辞さないしたたかさをのぞかせた。
◇豊田章男社長一問一答
トヨタ自動車の豊田章男社長が25日、社長就任後初めて行った会見の主なやり取りは次の通り。
--14年ぶりの創業家出身社長になった。
今は誰がトップになっても大変。豊田章男として信じることを大胆にやる。豊田姓に生まれたことで多くの人から指導を受けた。社業を通じて恩返しできるように努める。
--黒字化のめどは。
懸命に原価改善の努力をし、固定費の削減を少しでも上積みしたい。3期連続の赤字を回避するため、できる限りの手を打つ。営業利益の大幅赤字は、じくじたる思い。嵐の中でスタートを切るが、私を含め株主総会前の代表取締役9人は、賞与ゼロに加え月額報酬の一部自主返納でけじめをつける。私は7月から1年間、3割を自主返納する。
--米国で合弁工場を運営するGMとの関係はどうする。
ヌーミー(合弁工場)の件は、現時点で(GMが生産する)バイブの生産終了以外何も決まっていない。
--建設中断中の米ミシシッピ工場の稼働時期は。
経済状況が変化するまで凍結する方針に変わりはない。
--前体制をどう評価するか。
新体制は嵐の中の海図なき航海に出発した。昨日の天気をああだこうだ言っている余裕はない。【大久保渉】
◇トヨタの歴代社長
1937~41年 豊田利三郎
41~50年 豊田喜一郎
50~61年 石田 退三
61~67年 中川不器男
67~82年 豊田 英二
82~92年 豊田章一郎
92~95年 豊田 達郎
95~99年 奥田 碩
99~05年 張 富士夫
2005~09年 渡辺 捷昭
09~ 豊田 章男
注)1937~82年はトヨタ自動車工業
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090625-00000026-maip-bus_all
6月25日22時26分配信 毎日新聞
会見する豊田章男トヨタ自動車社長=東京都江東区で2009年6月25日午後3時17分、小出洋平撮影
23日の株主総会後の取締役会で創業家から14年ぶりにトップに就いたトヨタ自動車の豊田章男新社長(53)は25日、東京都内で就任後初の記者会見を開いた。10年3月期も2期連続の巨額赤字を見込む「どん底からの船出」(豊田社長)に、7月から1年間、自身の役員報酬を3割自主返上するなど、再生への意気込みを示した。「原点回帰」を掲げ、エコカー(環境対応車)強化や新興国での販売拡大、コスト削減で11年3月期の黒字転換を目指すが、急成長で大きなひずみを抱えた巨艦・トヨタの構造改革は難作業。創業家の求心力が試される。【米川直己、宮島寛、大久保渉】
◇「プリウス頼み」脱却急務
「いくら利益を出すかではなく、どんな車をいくらの価格で出せば、顧客に喜んでもらえるかが重要だ」。25日の会見で豊田章男社長は、収益優先の経営から、顧客目線を重視した経営にかじを切る方針を強調した。
トヨタは米国など先進国での販売増加で03年以降、業績を急拡大。06、07年度には営業利益が2兆円を超え、08年には米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて世界販売首位になった。しかし、利幅が大きい大型車・高級車に偏るひずみも生じ、世界不況での傷口を深くした。
豊田社長はこの経緯を「大変な勢いで成長したが、身の丈を超えた仕事となり、トヨタの強みが発揮できなかった」と指摘。原価低減による「良品廉価」という原点に戻ることで経営を立て直す考えだ。
自らの決断で最廉価モデルの価格を旧型より約30万円も下げた3代目プリウスはその実例。発売1カ月で18万台超の受注を集め、5月の国内新車販売(軽を除く)トップとなった。しかし、プリウスがカローラなど主力車の需要を食いつぶしているのも事実で、5月のトヨタ車全体の販売は前年比2割超も減っている。「良品廉価」をプリウス以外の車種に広げることが課題だ。
また、再生のカギとなる中国など新興国戦略で、豊田社長は「総花的な商品構成を改め、地域ニーズに合った商品を開発・提供する」と説明。中間層向けファミリーカーの投入などで巻き返す戦略を描く。しかし、中国ではトヨタの販売シェアはGMの約半分の6%(08年)。インド、ブラジルでは3%しかなく、新興国シフトが収益に貢献するには時間がかかりそうだ。
さらに、国内外での過剰設備・人員体制も問題だ。トヨタの年間生産能力1000万台に対し、09年度の世界販売計画は650万台。豊田社長は雇用重視のトヨタウェイを意識し「需要回復時に備え、工場は閉鎖しない」とするが、景気動向次第では収益回復どころか赤字膨張の要因になりかねない。
◇構造改革へ「大政奉還」
「『産業報国の実を挙ぐべし(良いものを作り、社会に貢献する)』との(トヨタグループ創始者)豊田佐吉の遺訓に立ち返る」。豊田章男社長は25日の会見でアピールした。
トヨタ自動車の事実上の創業者、喜一郎氏を祖父に、82~92年に社長を務めた章一郎氏(現名誉会長)を父に持つ章男氏は84年の入社以来、「将来の社長候補」と言われてきた。しかし、53歳でのトップ就任には、10年3月期に8500億円の営業赤字を見込まざるを得ない歴史的な経営悪化が影響している。
95年以降の奥田碩氏(現相談役)ら非豊田家トップによる拡大路線が世界不況で挫折。業績回復にはグループ一体の大胆な構造改革を進める求心力が必要だ。そこで「トヨタグループの旗」(奥田相談役)である豊田家の章男氏に社長を頼む“大政奉還”に動いたと見られている。
1月の社長内定時には「豊田の姓に生まれたのは自分の選択ではない」とはにかんでみせた章男氏も、今では求心力の必要性を痛感している様子。25日の会見では「豊田の姓のお陰で多くの人に会い、指導を受けた。社業を通じて恩返ししたい」とトヨタ再生に「豊田家の威光」の活用を辞さないしたたかさをのぞかせた。
◇豊田章男社長一問一答
トヨタ自動車の豊田章男社長が25日、社長就任後初めて行った会見の主なやり取りは次の通り。
--14年ぶりの創業家出身社長になった。
今は誰がトップになっても大変。豊田章男として信じることを大胆にやる。豊田姓に生まれたことで多くの人から指導を受けた。社業を通じて恩返しできるように努める。
--黒字化のめどは。
懸命に原価改善の努力をし、固定費の削減を少しでも上積みしたい。3期連続の赤字を回避するため、できる限りの手を打つ。営業利益の大幅赤字は、じくじたる思い。嵐の中でスタートを切るが、私を含め株主総会前の代表取締役9人は、賞与ゼロに加え月額報酬の一部自主返納でけじめをつける。私は7月から1年間、3割を自主返納する。
--米国で合弁工場を運営するGMとの関係はどうする。
ヌーミー(合弁工場)の件は、現時点で(GMが生産する)バイブの生産終了以外何も決まっていない。
--建設中断中の米ミシシッピ工場の稼働時期は。
経済状況が変化するまで凍結する方針に変わりはない。
--前体制をどう評価するか。
新体制は嵐の中の海図なき航海に出発した。昨日の天気をああだこうだ言っている余裕はない。【大久保渉】
◇トヨタの歴代社長
1937~41年 豊田利三郎
41~50年 豊田喜一郎
50~61年 石田 退三
61~67年 中川不器男
67~82年 豊田 英二
82~92年 豊田章一郎
92~95年 豊田 達郎
95~99年 奥田 碩
99~05年 張 富士夫
2005~09年 渡辺 捷昭
09~ 豊田 章男
注)1937~82年はトヨタ自動車工業
マツダ ビアンテ、i-stopを標準装備[AT-1新富士駅店の社長ブログ]
投稿日時:2009/06/25(木) 00:00
マツダ ビアンテ、i-stopを標準装備
http://response.jp/issue/2009/0625/article126475_1.html
マツダ ビアンテ20S(i-stop付2WD車)
2009年6月25日 ライン
マツダは、ミニバン『ビアンテ』を一部改良し、6月25日から発売を開始した。
今回の改良では、新型『アクセラ』にも採用したマツダ独自のアイドリングストップ機構「i-stop」(アイストップ)を主力機種「20S」(2WD車)に標準装備した。これにより旧型比で燃費を約7%改善している。10・15モード燃費は13.6km/リットル。i-stopは、アイドリング停止時の素早いエンジン再始動(約0.35秒)と、エンジン停止・始動時の振動を抑える設計により、ほとんど違和感やストレスを感じない、自然な操作性を実現している。
i-stopに加えて20S(2WD車)にはエコ運転を支援する「トリップコンピューター(燃費計)」、「エコランプ」や、横滑り防止機構の「DSC」を新たに標準化することで、環境性・安全性能の充実を図った。
これらの装備を採用する一方で、車両本体価格については従来から据え置きとした。また、2.0リッター2WD全車は「環境対応車普及促進税制」による減税対象となり、自動車取得税および自動車重量税について20Sが75%、「20CS」が50%軽減措置の対象となると同時に、「環境対応車普及促進対策費補助金」の対象となる。
価格は20CSが213万1500円から、「23S」が269万9000円から。
《編集部》
http://response.jp/issue/2009/0625/article126475_1.html
マツダ ビアンテ20S(i-stop付2WD車)
2009年6月25日 ライン
マツダは、ミニバン『ビアンテ』を一部改良し、6月25日から発売を開始した。
今回の改良では、新型『アクセラ』にも採用したマツダ独自のアイドリングストップ機構「i-stop」(アイストップ)を主力機種「20S」(2WD車)に標準装備した。これにより旧型比で燃費を約7%改善している。10・15モード燃費は13.6km/リットル。i-stopは、アイドリング停止時の素早いエンジン再始動(約0.35秒)と、エンジン停止・始動時の振動を抑える設計により、ほとんど違和感やストレスを感じない、自然な操作性を実現している。
i-stopに加えて20S(2WD車)にはエコ運転を支援する「トリップコンピューター(燃費計)」、「エコランプ」や、横滑り防止機構の「DSC」を新たに標準化することで、環境性・安全性能の充実を図った。
これらの装備を採用する一方で、車両本体価格については従来から据え置きとした。また、2.0リッター2WD全車は「環境対応車普及促進税制」による減税対象となり、自動車取得税および自動車重量税について20Sが75%、「20CS」が50%軽減措置の対象となると同時に、「環境対応車普及促進対策費補助金」の対象となる。
価格は20CSが213万1500円から、「23S」が269万9000円から。
《編集部》
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