ブログ 2009/4/1

電気自動車に注目しよう/4 利用は進むのか[AT-1新富士駅店の社長ブログ]

投稿日時:2009/04/01(水) 00:00

電気自動車に注目しよう/4 利用は進むのか
http://mainichi.jp/select/wadai/wakaru/keizai/archive/news/2008/20080512org00m040053000c.html
 ◇電気自動車の利用は進むのか

■車の価格はどうなる?

 今はガソリンエンジンの車より相当高くなりそうだ。つくる台数が少ないうえ、電気をたくわえるリチウムイオン電池が高価なのが大きな理由だ。でも、大量に生産されるようになれば、価格も下がる。2009年に電気自動車を発売する富士重工業の社長さんは、12年ぐらいには1台200万円台にしたいと話している。

■充電の時間はどうなる?

 家庭でコンセントから充電する場合には4~8時間ほどかかるそうだ。だから、ふつう充電は夜に行うことになる。夜間の方が電気料金も安いからだ。でも、15分ほどで充電できる装置も開発されている。そうした装置が高速道路のサービスエリアや街中のコンビニエンスストアなどに設置されると便利になるな。

■電気が不足するのでは?

 猛暑の夏は電気が足りないと言われることがあるからだ。心配になるところだが、人間が活動しない夜間の電力を利用するので、そう心配はいらないともいわれておる。でも、電気自動車が増え、昼に充電したりするようになると、発電量を増やしたり、新しい発電所が必要になったりすることがあるかもしれない。

 電気自動車の国内保有台数は、ここ数年、乗用車の生産がほとんどなかったことなどから、むしろ減り気味だ。政府は、国の役所が使う公用車約 4000台を2004年度末までにすべて低公害車に切り替えたが、6割がハイブリッド車で、電気自動車はわずかだった。今後の販売はまず役所や企業向けが中心で、個人はその後になりそう。
 ◇ライバル・燃料電池自動車はどうなのだろう
燃料電池自動車に水素を補給するため、関西国際空港島にオープンした「関西空港水素ステーション」=2007年5月7日
燃料電池自動車に水素を補給するため、関西国際空港島にオープンした「関西空港水素ステーション」=2007年5月7日

 燃料電池自動車は、水素と酸素を反応させて電気をつくり、モーターを回して走る。理科の授業で「水を電気分解すると水素と酸素ができる」という実験をした人もいるだろう。その逆の反応を利用している。排出されるのは水だけで、排ガスも二酸化炭素(CO2)も出ないクリーンカーだ。車に水素タンクを積んでいる。水素を補給するための水素ステーション(ガソリンスタンドのようなもの)が必要となるが、設置は一部で始まったばかり。普及には時間がかかりそうだ。

電気自動車はまだなじみがうすいけれど、みんなの暮らしや地球にとって、どんな車がいいのか、考えてみたいわね

ニュースがわかる 2008年4月号


電気自動車に注目しよう/3 家庭で充電できるハイブリッド車[AT-1新富士駅店の社長ブログ]

投稿日時:2009/04/01(水) 00:00

電気自動車に注目しよう/3 家庭で充電できるハイブリッド車
http://mainichi.jp/select/wadai/wakaru/keizai/archive/news/2008/20080512org00m040052000c.html
 ◇家庭で充電できるハイブリッド車 トヨタとGMが発表

 電気自動車ほどではないが、二酸化炭素(CO2)などの排出量が少ない車として人気を集めているのがハイブリッド自動車だ。ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせて走る。これまでは走行しながら電池に充電していたが、トヨタ自動車とアメリカのゼネラル・モーターズ(GM)は今年1月、家庭のコンセントから充電できる「プラグインハイブリッド車」をほぼ同時に発表。トヨタ、GMの世界2強が開発にしのぎをけずっている。

・ハイブリッド……「hybrid」という英語で、二つ、またはそれ以上のものを組み合わせること。雑種、混血という意味もある。

 トヨタ自動車は1997年にハイブリッド車「プリウス」を発売。これまでに世界で約130万台のハイブリッド車を販売し、「ハイブリッド車といえばトヨタ」とのイメージを作り上げた。プラグインハイブリッド車は2010年までに発売する計画。世界をリードしてきたハイブリッドの新技術でも、先頭をゆずらない構えだ。2010年代初めにはハイブリッド車の販売を年間100万台の大台に乗せることを目指している。

 【GM】「環境車」重視の姿勢を強調

 トヨタ自動車と同じく2010年の発売を目指して、プラグインハイブリッド車の開発を急いでいる。ハイブリッド車の分野でトヨタに大きなおくれを取り、足元のアメリカで「プリウス」の独走を許した。「プラグイン」で巻き返しをはかる。今年になってデトロイトやシカゴで開催された自動車ショーで電気自動車やハイブリッドの小型トラックを次々に発表するなど、環境重視の姿勢を強調している。
 ◇トヨタ、3000台差で世界一ならず

 2007年の自動車販売台数は、トヨタ自動車がゼネラル・モーターズ(GM)にわずか3,106台およばず、初の世界一をのがした。GMは 1931年から続くトップの座を守った。しかし、生産台数ではトヨタが初の世界首位となり、販売台数も08年はトヨタが首位に立つ可能性が高い。今後、環境問題への取り組みが世界一の争いにも影響しそうだ。
 ◇環境にやさしい車を増やせ カリフォルニア州が新たな挑戦

 アメリカのカリフォルニア州は、世界でも排ガス規制の厳しい地域として知られる。2003年には、同州で販売する車の10%を排ガスのまったく出ない車にするよう自動車メーカーに義務づけたが、電気自動車の性能や人気が追いつかず、方針を変更。ハイブリッド車や天然ガス車などに置きかえることを認めた。同州は現在、地球温暖化防止のため、16年までに二酸化炭素などの排出量を30%削減するという厳しい規制を打ち出している。実施されるとガソリン車にはかなり難しい目標になる。

ニュースがわかる 2008年4月号

電気自動車に注目しよう/2 ここがすごい[AT-1新富士駅店の社長ブログ]

投稿日時:2009/04/01(水) 00:00

電気自動車に注目しよう/2 ここがすごい
http://mainichi.jp/select/wadai/wakaru/keizai/archive/news/2008/20080512org00m040051000c.html
 ◇電気自動車は、ここがすごい!

●石油資源の節約になる 

 日本で消費される石油のほぼ3分の1は自動車の燃料だ。世界の石油は、このままではあと50年ほどでなくなってしまうといわれる。電気自動車の利用が広まれば、限りある石油資源を大事に使うことができる。

●燃料代が安くすむ 

 料金の安い夜間の電気を使うと、1キロ走るのに1~2円の電気代ですむという。ガソリン1リットル140円で計算)で15キロ走るガソリン車だと、1キロ当たり9.3円。ガソリン代が高くなれば、電気自動車はさらに有利になる。

●音が静かで、力強い 

 車の騒音のもととなっているエンジンがないので、電気自動車は走行中も静かだ。振動も少ない。モーターの回転が効率よく車輪に伝わるので、エネルギーのむだが少なく、低速でも力強く走ることができる。

●新電池でスタミナ強化

 電気自動車は1回の充電で走れる距離が短いことが弱点だった。最近、登場したリチウムイオン電池は、それまでの鉛やニッケル電池の3倍も電気をたくわえることができる。新開発の車は1回の充電で約200キロ走れる。

 以前の電気自動車は一度に50キロくらいしか走れなかった。今は走れる距離がのび、使い勝手がずっと良くなっているようだ。

 ◇最高時速370キロのスーパー電気自動車

 慶応大学の清水浩教授(環境工学)が学生とともに開発した電気自動車「エリーカ」は、新幹線の時速300キロを上回るスピードを出すことができる。全長5.1メートル、幅1.9メートル。流線型の車体に8個の車輪がある。一つ一つの車輪にモーターやブレーキを組み込む方式を取り入れ、高速走行が可能になった。2004年にイタリアで行ったテストで時速370キロをマークした。1回の充電で300キロ走ることができる。開発には国内企業約30社が協力。実用化を目指している。

 【電気自動車のミニ歴史】

1880~1920年

 ガソリンで走る自動車とともに19世紀後半に登場。電気自動車の方がガソリン車より歴史が古いという説もある。スピードも時速100キロを出すなど、当初は期待を集めたが、続けて走れる距離が短いことからガソリン車との競争に敗れた。

1970年代

 石油危機で原油の価格が急上昇したことから、世界が電気自動車に注目。多くの自動車メーカーが開発に取り組むが、走行距離の短さなどの問題を解決できなかった。排ガス中の有害物質を取り除くガソリン車の対策が進み、開発は下火に。

1980年代~現在

 大気汚染問題でガソリン車への規制が強化され、電気自動車に再び目が向けられる。電気を多くたくわえ、長い距離を走れる電池などの開発が進む。環境面から電気自動車への関心が高まり、今の地球温暖化防止の期待につながっている。

ニュースがわかる 2008年4月号

電気自動車に注目しよう/1 排ガス出さず環境にやさしい[AT-1新富士駅店の社長ブログ]

投稿日時:2009/04/01(水) 00:00

電気自動車に注目しよう/1 排ガス出さず環境にやさしい
http://mainichi.jp/select/wadai/wakaru/keizai/archive/news/2008/20080512org00m040049000c.html?inb=yt

三菱自動車は軽自動車「i」をもとにした電気自動車「iMiEV」を2009年に日本とヨーロッパで発売する。1回の充電で約160キロの走行が可能だ

 電気をエネルギーにした電気自動車(EV)が注目されている。ガソリンを燃やして走る自動車と比べると、排ガスがまったく出ないなど、環境にやさしい車だからだ。世界の自動車メーカーが開発に力を入れ、日本でも性能がアップした新型EVが2009年に発売される。

・EV……英語のelectric(電気の)vehicle(乗り物)の頭文字。
 ◇地球温暖化防止の強力な助っ人

 電気自動車は車に積んだバッテリー(電池)に充電(電気を入れてためること)して、その電気でモーターを回して走る。最大の特色は走行時に排ガスが一切出ないことだ。地球温暖化の原因として、排出量の削減が求められている二酸化炭素(CO2)がまったく出ない。

 人間が生み出すCO2の2割は自動車から排出されるので、電気自動車が今のガソリンエンジン自動車に取って代われば効果は大きい。また、大気汚染の原因となる窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)も出ない。


 電気自動車が環境にやさしいといわれる理由だ。

「排ガスゼロ」だが「CO2ゼロ」ではない!?

 排ガスの出ない電気自動車だが、CO2とまったく無縁というわけではない。走るのに必要な電気は、火力発電所で原油を燃やしてつくられている。電気をつくるおおもとのところでCO2が排出されているわけだな。それでも、電気自動車に関係した排出分は、ガソリン車が出すCO2の3割ほどといわれている。風力や太陽光など自然エネルギーで必要な電気をまかなうことができるようになれば、CO2はゼロになる。

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