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AT-1新富士駅店の社長ブログ

中古車販売、7月も低迷 減税・購入補助で新車志向顕著 [エコカー減税]

投稿日時:2009/08/13(木) 00:00

中古車販売、7月も低迷 減税・購入補助で新車志向顕著
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200908130026a.nwc
2009/8/13   

 日本自動車販売協会連合会(自販連)が12日発表した7月の中古車販売台数(軽自動車除く)は、前年同月比5.7%減の34万4371台で、6カ月連続前年水準を下回り、7月としては1978年(33万9306台)に調査を始めて以来、過去2番目の低さまで落ち込んだ。政府のエコカー減税と新車購入補助制度で、ユーザーの志向は新車に傾いており、中古車販売の低迷は長期化が予想される。 

 自販連は、低調な中古車販売について、「年式や走行距離で良質な中古車の不足が響いた」と説明する。 

 車種別では、主力の小型乗用車が5.0%減の15万3963台で、21カ月連続減り、過去最低になった。普通乗用車は5.4%減の14万25台で6カ月連続、トラックなど貨物車は8.1%減の4万479台で3カ月連続減少した。 

 中古車業界では、4月からのエコカー減税の導入をきっかけに新車販売が伸び、下取り車増加による中古車の販売増への期待も高まったが、自動車保有期間の長期化により、比較的新しい売れ筋の車が市場に出回らなかった。 

 今年5月には、中古車販売台数は前年同月比12.9%と2けたの下げを記録したが、6月に2.7%減にまで戻し、底打ち感も漂った。だが、この7月に再び下げ幅が拡大するなど、底打ちの時期が見極められない状況だ。 

 一方、新車販売台数は2月に32.4%減になった後、回復基調にあり、7月実績で前年同月比4.2%減にまで回復した。昨秋から続いた市場の落ち込みが底を打ち、中古車販売と明暗を分けている。 

 新車販売の牽引(けんいん)役になった5月発売のトヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」は、新車の納車を待ち切れない購入希望者があふれ、中古車が新車価格を上回って取引されるケースも出たが、流通する台数が少ないため、中古車市場全体の押し上げにはつながらなかった。 

 中古車市場の低迷は、「エコカー減税で優遇されている新車の購入者が増えた分、中古車の購入者が減っている」(愛知県の中古車販売店)ことが背景にある。エコカー減税の恩恵は、中古車市場にまで届かなかった格好だ。 

 だが、自販連では「新車購入補助制度が6月から始まったばかりで、浸透には時間がかかる」として、下取り車の増加などによる下期の中古車市場回復に期待をかける。(川上朝栄)

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