AT-1新富士駅店の社長ブログ

プリウス バカ売れがトヨタを苦しめる皮肉 [エコカー減税]

投稿日時:2009/07/30(木) 10:00

http://news.livedoor.com/article/detail/4274369/
2009年07月30日10時00分 / 提供:ゲンダイネット

 エコカーブームに乗って、バカ売れしているトヨタ自動車の新型「プリウス」。そのプリウスが「トヨタの経営を悪くする」という風評が立ち始めている。聞き捨てならない問題だ。
「予想外のことが起きてしまった」
 首都圏のディーラー関係者がこう言う。
「クラウンやレクサスを購入していたお客さんが、なぜか、プリウスを買われるケースが増えているのです。高級車を購入する方々は、お金に不自由されているわけではありませんから、ワケが分からないのです」
 レクサスで500万~600万円、クラウンで400万~500万円。プリウスは200万円台だ。地位や名誉もある人たちはクルマをステータスと考えている。格下のプリウスに乗り換えることはプライドが許さないはずだが、時代は変わった。
「いまは、環境を大切にする時代だから、ハイブリッド車の方がカッコいいと思っているんでしょうね。不景気の波をモロにかぶって、これまで通りに高級車を乗り回す余裕がなくなっているという理由だけではないのです」(前出のディーラー関係者)
 ディーラーにとって一番悩ましいのは、上客がプリウスに乗り換えたことで、マージンが激減したこと。プリウスは50万台を超す大ヒット中とはいえ、この程度の販売台数ではカバーできないという。
 そこに追い打ちをかける事態が発生した。トヨタが24日、23日以降に受注した新型プリウスの納車が、エコカー減税の対象期限である来年3月末に間に合わないと注意を呼びかけたのだ。
「エコカー減税を受けられないとなれば、減税目当てのお客はプリウスを買わなくなる。納車が来年3月末までに間に合う他社のハイブリッドカーに流れてしまうでしょう」(自動車関係者)
 エコカー減税の対象期間を延長してもらうより他に手はないが、自民党議員は選挙戦に突入していてそれどころじゃない。トヨタ、またピンチである。
(日刊ゲンダイ2009年7月27日掲載)

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