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AT-1新富士駅店の社長ブログ

エコナビ2009:自動車生産、歴史的低迷 大手8社の国内今年上期、44%減 [エコカー減税]

投稿日時:2009/07/29(水) 00:00

http://mainichi.jp/select/biz/news/20090729ddm008020057000c.html
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 ◇改善、エコカー頼み
 世界的な金融・経済危機を受け、トヨタ自動車など国内自動車メーカー大手8社の今年上半期(1~6月)の実績は、生産・輸出・販売とも歴史的な落ち込みを記録した。一方、6月の実績は、政府のエコカー減税や新車買い替え補助などを追い風にしたハイブリッド車(HV)ブームでトヨタやホンダの国内生産が持ち直した半面、スズキと富士重工業は落ち込みが続くなど明暗を分けた。エコカー戦略の成否は10年3月期決算にも大きく影響しそうだ。【大久保渉】

 トヨタなど自動車メーカー大手8社が28日発表した09年上半期(1~6月)の国内生産台数の合計は、新車販売の不振を背景に前年同期比44・2%減の322万3085台と大幅に減少、90年以降の半期ベースで初めて400万台の大台を割り込んだ。世界的な不況の深刻化に伴う1~3月の大幅減産が響いた。トヨタの国内生産はほぼ半減し、統計が確認できる76年以降、過去最低の水準になった。

 各社の上半期の国内生産はいずれも過去最大の減少率を記録。金融危機に見舞われた欧米を中心に輸出が落ち込んだ上、国内販売も低迷したためで、日産自動車、マツダ、三菱自動車は50%超のマイナスとなった。

 ◇世界販売はトヨタ首位
 一方、トヨタが同時に発表した09年上半期の世界販売台数(ダイハツ工業と日野自動車を含む)は26・0%減の356万4000台で、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の355万2722台をしのぎ、世界販売首位を守った。

 ◇トヨタ・ホンダ、光明 スズキ・日産は苦戦--「減税の恩恵」二極化
 大手8社は6月の国内生産もそろって前年実績割れとなったが、トヨタなど6社はエコカー販売の好調などを主因に減少率を前月に比べて改善させた。

 中でも、5月中旬に発売したHV「プリウス」の受注が24万台以上に達したトヨタは、昨年12月にやめていた国内工場での休日出勤を今月から復活。パナソニックと合弁のHV用の電池工場では、資本関係の薄いヤマハ発動機から社員を受け入れて増産を検討するほどの忙しさとなっている。トヨタの国内生産は前年同月比31・2%減の25万1171台と、減少率は5カ月連続で縮小。5月の41・9%減から10ポイント以上改善した。HV「インサイト」に加え、小型車フィットなどの売れ行きも堅調なホンダも12ポイント以上改善。「8月以降、2工場の休日出勤を毎月1日増やす」(ホンダ広報)という。

 対照的に、エコカー減税による政府支援の恩恵が少ない軽自動車を主力とするスズキなどは苦戦が続く。スズキの6月の国内生産は35・0%減と5月に比べて2・3ポイント悪化。「当面は減産緩和の予定はない」(スズキ広報)という厳しい状況だ。減税対象車を増やした日産も、2・1ポイントしか改善しておらず、HVヒット車を持つトヨタ、ホンダとの二極化が鮮明になった。

 一方、海外生産では、上半期の新車販売で米国を抜き世界1位となった中国での増産が目立つ。ホンダは前年同期比59・4%、日産は43・6%、トヨタも11・1%、それぞれ増産した。だが、欧米など先進国市場は冷え込んだまま。輸出は全社とも3~7割減の状態が続いており、業績の本格回復は見えない。

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